先日、妻と子の通院があり、精神科の先生に診ていただきました。その際に、子が実際に起きていないと思われる出来事を実際にあったかのように話すことについて相談してきました。
私は、誤解を恐れずに言うと、子は被害妄想的なところがあると思っており、それが続くと良くないのではないかと考えていました。そのため、子が話していることが実際に起きた事実なのかそうでないのかについてこだわっていたのですが、先生の話では、子の話していることが事実かそうでないかはあまりこだわるべきところではないということでした。
例えば、今は子の生活の大部分は家か学校での生活ですので、家での出来事は親が把握しているし、学校での出来事は学校の先生が把握しているので、子の話していることが事実かどうかの確認が概ね可能ですが、社会に出た場合、家の外で起こった出来事が事実かどうかを判断することは難しくなるので、その判断にこだわる必要はあまりないのではないかとおしゃっていました。それよりも重要なのは、子の話していることが事実でもそうでなくても、どちらの場合であってもいいような対応をすることだそうです。文章で上手く説明することは難しいのですが、例えば「クラスメイトに悪口を言われたから、クラスメイトを殴った」という出来事があった場合、大切なのは「クラスメイトが本当に悪口を言ったかどうか」ではなく「たとえ本当に悪口を言われたとしても殴らない」ということです(あくまで例えですので、子は他人を殴ったりしたことはありません)。
そもそも、子の特性上、実際に起きた出来事を正確に他者に伝えることは難しいことです。そのため、私は学校で何かトラブルがあった場合、その場ですぐに学校の先生に相談するように子と約束をしています。そうすることで、学校の先生が事実確認がし易くなると思っているのですが、何故か子は約束を守らずに、後になって(学校から帰ってきて)から「学校で嫌なことがあった」と親に相談することがあります。
精神科の先生の話によると、そういう約束をしているならば、子が約束を破って後で相談してきた場合は、その内容が事実かどうかを確認する必要はあまりないそうです。それを聴いて私は、「トラブルがあった場合、すぐに相談しないといけないんだ」という意識を付けることが大切なのかなと思いました。上手く説明できていないかもしれませんが、同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
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