介護と仕事の両立日誌

障がいを持つ妻と子と共に生きる日々

おぶ妻の「教えて⁉相続手続き」その10

2025-11-17 14:23:34
2025-11-17 14:25:41
目次

 このコラムは、行政書士Sが、「お文具さんに似ている妻」こと「おぶ妻」の「相続手続きの謎」についてバシッとお答えしていきましょう!というコラムになります。

 今回は、その9の続きになります。

おぶ妻「遺言書があるかどうかはどうやって調べるの?」

S「まず、公正証書遺言書を作成している可能性がある場合は、公証役場の“遺言検索システム”を利用するとよいでしょう。」

おぶ妻「遺言検索システム?」

S「全国のどこの公証役場からでも1989年1月1日以降に作成された遺言書の有無を検索できるシステムです。必要書類等は公証役場にお尋ねください。」

おぶ妻「ふむふむ。」

S「次に、自筆証書遺言書を法務局に保管する制度を利用している可能性がある場合は、法務局に遺言書保管事実証明書や遺言書情報証明書を請求するとよいでしょう。こちらもそれぞれ必要書類が異なりますので、法務局にお尋ねください。」

おぶ妻「ふむふむ。」

S「最後に、自筆証書遺言書を自宅やその他の場所で保管している可能性がある場合ですが、これはもう保管してありそうな場所を推測して探すしかありません。」

おぶ妻「例えば?」

S「例えば、故人の自宅の部屋や書斎、タンスや仏壇などに自分で保管していることもありますし、貸金庫に預けていることもありますし、遺言書作成を相談した行政書士などの専門家や親しい親族・友人に預けていることもあるでしょう。」

おぶ妻「見つけるの大変だねぇ。」

S「そうですね。ですので遺言書を作成した場合は、生きているうちに相続人や受遺者に遺言書の保管場所をしっかり伝えておくことが望ましいと思います。」

おぶ妻「そうですね。私も生きているうちにプリンやチーズケーキをたらふく食べておくことが望ましいと思います。」

S「ダメです!生活改善がんばるんですよね!?」

おぶ妻「そんなぁ~(泣)」

この記事を書いた人

なかむらしんご