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妻には、自分の体調を整えるために大切にしている本があります。Pocheさんという心理カウンセラーの方が書いた本です。Pocheさんは生きづらさを抱えている人に寄り添った内容の本を多数執筆されています。妻が無理をしすぎているときなどに、自分で積極的に休むようになったのもこの方の本のおかげです。「自分はできていないのだからもっと頑張らないとダメだ」という負の呪いを自身にかけてしまっているときに、呪いを解きたくて読んでいるようです。
妻は、障がいを持っていることが幼少期から分かっていたわけではありませんでした。幼少期から周りより上手くいかないことが多く、上手くいかない原因も分からないため、自分が悪いと思っていたそうです。大人になり障がいを持っていると診断された今でさえ、私から見たら人一倍頑張っているのに、結果がでないので妻は自分が頑張っているという自覚が持てないようです。
そんなときに、妻はPocheさんの本を読んでいます。私も常に日ごろから妻や子に寄り添って声掛けをしているつもりですが、やはり専門家の言葉には私には無い説得力があるのでしょう。病気や障がいで苦しんでいる方には、専門家の適切な助言と身近な人の愛情の両方が必要なんだなぁといつも思っています。