介護と仕事の両立日誌

障がいを持つ妻と子と共に生きる日々

パニック

2025-08-11 09:51:15
2025-08-11 11:17:21
目次

 発達障がいを持つ人は、パニックを起こしやすい傾向があると言われています。実際に我が家でも発達障がいを持っている妻と子は、時にパニック状態になることがあります。パニックが起こる原因は人それぞれですが、妻と子の場合、何か間違えてしまったりするときや、うまく物事を伝えられないときや、人から責められた(怒られた)ときなどにパニックになります。

 例えば妻の場合、自分が人に失礼なことをしていないかをよく気にしており、私から見ると些細なことで失礼とは思わないことでも、妻は自分の行動が間違っていたと自分を責め始めます。妻の場合、パニックになると自分を責めて落ち込んでしまいます。

 私は妻がパニックになったときは、妻の話をよく聞くように心がけています。私から見ると妻は失礼なことなど何もしていないので、ついつい妻の話をさえぎってすぐに「全然気にすることないよ。考えすぎだよ。」と言ってしまいがちなのですが(今でもついついそう言ってしまうこともあります)、妻はそう言われても安心できないようですので、妻の話を「そっかそっか。」と聞いて、話をよく聞いたうえで最後に「大丈夫だと思うよ。」と言ってあげたほうが妻は落ち着くような感じがしています(この微妙な違い分かりますか!?上手く説明できてなかったらスミマセン)。

 子の場合、学校に傘を忘れて帰宅したことでパニックになったりします。また、親や学校の先生や友達から注意されるとパニックになります。子はパニックになると自分の頭を叩いてしまいます。

 私は子がパニックになったときは、子が落ち着くまで待つようにしています。本当は自傷行為(自分を叩くこと)は止めたいのですが、無理やり止めるとエスカレートしてしまうのと、幸い子の自傷行為は長時間は続かないので、落ち着くまで待つようにしています。そして、落ち着いた後によく話し合います。例えば、私が子に注意したことによりパニックになったときは、子の良くなかった行動に対して注意をしたのであって、子自身を否定したのではないことや私が子のことを大好きだという気持ちを伝えています。あとは、子に良くない行動があったとしても、私が感情的になって怒りすぎてしまったときは、そのことについて子に謝るようにしています。

 妻も子もパニック状態になると、形は違えど自分を攻撃してしまうので、できるだけ二人がパニックにならないようにすることが要となります。そのためには、普段から妻や子の話をよく聞いて、気持ちを理解しようとする姿勢が大切なのかなと私は思っています。

この記事を書いた人

なかむらしんご