介護と仕事の両立日誌

障がいを持つ妻と子と共に生きる日々

失敗談。その4

2025-10-16 17:00:14
2025-10-16 17:02:13
目次

 子は特別支援学校の高等部に通っています。子は小学生や中学生のときは、なかなか継続して学校に通うことができていなかったのですが、高校生になってからは、ほとんど休まずに学校に通うことができていました。しかし、高校生になってからも、「学校に行きたくない」と言うことはたびたびあり、私はその都度、子とよく話をして子が通学できるように促していました。

 本日も子は「学校に行きたくない」と言っていました。理由を聞くと「昨日、クラスメイトに嫌なことを言われた。先生がそのクラスメイトに注意してくれたけど、そのクラスメイトは嫌なことを言うのを止めなかった。」と言っていました。そこで私は学校に電話をし、先生に昨日の出来事について尋ねたのですが、先生は子が話したような事実は確認できず、子のクラスメイトに注意をしてもいないと言っていました。

 今までも何度か同様のことがあったのですが、子は実際に起きた出来事と頭の中の想像がごちゃ混ぜになってしまうことがあります。子自身は嘘をついているつもりはなくても、想像の中の話を実際にあったかのように話すことがあります。

 おそらく子が学校に行きたくないという気持ちから、学校へ行かなくてもいい理由を頭の中で考えて、それが現実と区別できなくなっているのかなと思います。私は、このままでは大変なことになると思いました。そして、私は子にとって良いことだと信じて子を学校へ行くように促していましたが、それは間違いだったのではないかと考えるようになりました。

 最近、私が子の良くない行動を注意すると、子は「パパは出木杉君(頭がいいとか出来る人という意味だと思います)だから、ボクの気持ちは分からないんだ。」と言われます。それを言われると、私は何も言えなくなってしまいます。私には分からないツラさが子にあるのだろうと想像はできても、実際に子の気持ちが分かるわけではありません。

 私は一生懸命に子を支えているつもりでしたが、子を追い詰めていたのかもしれません。正直言って、どうすることが一番いいのかは分かりませんが、子が学校に行きたくない気持ちは、子にしか分からないので、今後は私は学校へ行くように促さないで、子の選択にまかせるようにしようと思いました。

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行政書士なかむらしんご事務所

この記事を書いた人

なかむらしんご