介護と仕事の両立日誌

障がいを持つ妻と子と共に生きる日々

結果も大事だけど…

2025-07-21 09:30:07
2025-07-21 11:52:47
目次

 妻も子も、あまり要領のいい方ではなく、頑張っても人並みの結果がでないことが多いです。そんなとき、妻と子は正反対のことを言います。妻は、「(自分は)人並みのことができてないのだから、もっと頑張らなきゃ」と言い、子は「俺は頑張っているのに、みんなは認めてくれない」と言います。

 一見正反対の言葉ですが、おそらく根底にある気持ちは二人とも同じで、「周りから認めてもらいたい」のかなと思います。「認めてもらえない」ことに対して、妻は自分に原因があると考え、子は周りに原因があると考えています。

 世の中は結果で評価されることが多いので、要領が良くなく結果を出しにくい人はどうしても自己肯定感が低くなってしまいます。要領が良くないと、頑張っていても、頑張っていないと評価されることさえあります。私も余裕があるときは、妻も子も頑張っていてすごいなぁと思いますが、疲れているときは、妻や子に「(家事などを)もう少し手伝ってよ」と言ってしまうことがあります。

 私は、結果で評価される世の中であることは、ある程度は仕方がないと思っています。例えば、同じ料金を払って商品を買うのであれば、誰しもより品質の良い商品を選ぶでしょう。その商品を作った人がどれだけ頑張ったかは関係がないのです(というよりも、その商品を作った人がどれだけ頑張ったかは分からないですよね)。

 ただ、家族や身近な人であれば、その人がどれだけ頑張っているかをいつも見ているでしょうから、できるだけその頑張りを認めてあげてほしいと思います(私もできていないときがありますのでいつも反省してます)。また、できたら世の中も少し結果より頑張りに焦点をあててもらえたら嬉しいなぁと思います(もちろん頑張りたくても思うように頑張れない症状や状況の方もいますので、そういう方々を否定する意図はありません)。

この記事を書いた人

なかむらしんご