子の就労アセスメントが始まって3日目になりました。子はまだ慣れない環境に苦戦しているようです。子は、特別支援学校高等部2年生の時に2回、3年生の時に1回、B型就労継続支援事業所で数日間実習を行っている(実際に数日間B型就労継続支援事業所に通って作業をしたということです)のですが、その時よりも辛そうです。
子が現在就労アセスメントを行っている所は「就労移行支援事業所」であり、以前実習を行った場所は「B型就労継続支援事業所」です。簡単な説明になりますが、「就労移行支援」とは「一般企業での就労を希望する方が、働くために必要な就労スキルを学ぶための支援」であり、「就労継続支援」とは「一般企業での就労が難しい方が、実際に働く場所を提供する支援」です。「就労継続支援」にはA型とB型があり、A型とB型の違いは、A型は雇用契約を結ぶ(つまり最低賃金以上の給与が発生する)が、B型は雇用契約を結ばない(工賃は発生する)ところです(私の印象ですが、より就労能力の高い方はB型よりA型を希望するように思います)。
子が実習で通っていたB型就労継続支援事業所は、楽しく作業ができればよいというところで、作業中にお話しをしていても手が動いていれば問題ありませんでした。しかし、子から聞いた話によると、就労アセスメント行っている就労移行支援事業所での作業ではお話をしながら作業をする方はいないそうです。おそらく一般企業での就労を目指すには「無駄話をしないで作業をすること」が必要なのかなと思いました。子は、じっと黙っていることが苦手でどうしてもお話をしてしまいますので、自分の居場所がないように感じるようです。「作業中にお話ができないだけで何がそんなに辛いのか」と思う方もいるかもしれません。私にも子の辛さが分かるわけではありません。ただ、事実として、この3日間の子の様子を見るとかなり辛そうです。
子は自分から「就労アセスメントに行きたくない」とは言いませんでした。私が子に、「就労アセスメントをしっかり行わないとB型就労継続支援事業所に入れないから頑張ってね」と伝えていたことがプレッシャーになっていたようです。就労アセスメント先の事業所の方に相談したところ、「しっかりできないとB型就労継続支援事業所に入れないということではない」ということでしたので、私は子にプレッシャーをかけてしまったことを謝り、「無理しすぎないでいいよ」と伝えました。すると、子は泣きながら「ちょっとお休みしたい」と言ったので、明日は無理せずお休みさせたいと思います。