妻は、私が勤め人だった頃、買い物依存状態でした。日ごろのストレスや寂しさ、病気の症状の辛さから、ストレス発散を買い物で行い、その後辛い自己嫌悪に陥ることがよくありました。私は日中は仕事のために外に出ていたので、妻は一人で必死に買い物依存と闘っていました。
妻の状態としては、借金はしていないけれど、私の仕事の給与を生活費を除いてほぼすべて使い込んでしまうという状態でした。それでも妻は、買い物依存を無くしたくてユーチューブや本などで節約の勉強をしていました。しかし、無理がたたったのだと思いますが、そんなとき妻は元々の精神疾患に加えてうつ病を患ってしまいました。精神科の先生の診察で、今の状態は命にかかわる状態だと言われました。
私は当時の職場の上司に相談し、少しの間、在宅勤務をさせていただいて妻の介護をしながら仕事をさせていただきました。また、それと同時に妻の負担を減らすための方策を考えました。子は障がいをもっているため、一人で通学をすることが難しく、当時は妻が送り迎えをしていました(私が送り迎えをすることは勤務時間に間に合わないため不可能でした)。また、学校の先生とのやりとりも妻がやっていました。そこで、私は、子が一人で通学できるように子と一緒に練習をしたり、学校の先生とのやりとりを私が行うようにしたりしました。職場の方々にはご迷惑をかけてしまいましたが、そのかいあって妻の負担を減らすことができました。当時ご協力いただいた皆様には感謝の気持ちです。
その時は何とか一時的に在宅勤務を行うことで乗り切らせていただいたのですが、年度が変わり勤務地も変わってからは在宅勤務を行うことも難しくなり、そんな中でいよいよ、私の有休の残りもなくなるということで、仕事を自営業に切り替えるという決心をしました。私は、今は仕事をしながら妻と一緒の時を過ごすことに重きを置いておりますので、妻も安心できる時間が増えたと言っております。また、収入が減ったことによる危機感も手伝ってか、妻も買い物依存が収まってきたようです。
妻は、同じように苦しんでいらっしゃる方々に伝えたいことがあるということで今回ブログにこの話を載せることにしました。妻は、同じような症状の方に「買い物依存もお付き合いしていく病気の一つなので、長い目で見て、自分を責めずに過ごしてほしい」と言っていました。私はそれに加えて、買い物依存の方の周りの方も、本人を責めずに過ごしてほしいと思います。妻は、自分を責めなくなってからは、だいぶ快方に向かっていったようです。妻も私も医者ではなく、あくまでも素人の経験談ですので、私たちの考え方が皆様に合うかは分かりませんが、参考にしていただけると幸いです。
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