昨日、妻と私で成年後見人等のための意思決定支援についての研修を受けてきました。
成年後見制度とは、認知症や障がいなどにより判断能力が不十分な人の生活を支援し、財産をまもるための制度です。支援を受ける方々のことを被後見人(本人の判断能力の程度によって被後見人、被保佐人、被補助人という類型があります)と言い、支援する方々を後見人(保佐人、補助人)と言います。後見人等として、被後見人等の親族の方が選任されたり、法律専門職(弁護士、司法書士、行政書士等)の方が選任されたりします。
意思決定支援とは、被後見人等の方々の自己決定を尊重するための支援のことを言います。判断能力が不十分であるからといって、本人の意思をないがしろにして周りが全て決めてしまうことのないように、できる限り本人が自ら意思決定できるように支援していくということです。
私たちが意思決定支援の研修を受けようと思った理由は2つあります。1つは、妻や子のためです。妻や子も、私がいなくなればこういった制度の支援が必要となります。特に子に関しては高い確率で私の方が先にいなくなるため、こういった制度や支援について学んでおくことが必要だと思いました。もう1つは、私が法律専門職(行政書士)として支援をする側になった場合に、必要不可欠な知識だからです。多くの法律専門職の方々は高い意識を持って後見業務に取り組まれていることかと思いますが、中には意思決定支援の視点に乏しい運用がされていると指摘されることがあります。私自らが後見業務を行う際には、ご本人様やご家族様が私に任せて良かったと思ってもらえるように研鑽をつんでいきたいと思っています。
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